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バベルの塔

シンギュラリティ(技術的特異点)は、神の怒りを買うバベルの塔なのでしょうか。それとも、それはわたしたちが苦難の末にたどりつく約束の地なのでしょうか。

シンギュラリティは、競争原理にもとづく技術発展の行き着く果てだということができます。しかし、その競争原理そのものが、シンギュラリティをぶち壊しにする可能性も 否定できません。なぜなら、シンギュラリティへの先陣争いやそれを阻止しようとする反対運動が過熱して、世界規模の戦争やテロが誘発される可能性があるからです。仮に、シンギュラリティがテイクオフできたとしても、それがハードテイクオフとなれば、その直下の現行人類は丸こげになってしまうかもしれません。

話はそれますが、フクシマを経験したことによって、わたしたちは原子力発電の 合理性に疑念をもつようになりました。コスト,エネルギー安全保障,環境負荷 の全ての面において原子力発電が合理的な選択だとはどうしても思えません。 では、なぜ日本を始め多くの国々が原子力発電を存続させ、あるいは、その導入を進めているのか。その合理的な理由は、核兵器を維持したいがため、開発したいがためだと考えざるをえません。悲しいことですが、われわれ人間は競争相手を皆殺しに できる絶対的な力を持ちたいという利己的欲望をおさえることができないようです。

シンギュラリティによって核兵器を陳腐化してしまうほどの力が得られるとすれば、その先陣争いは 熾烈を極めることになるでしょう。シンギュラリティをソフトテイクオフさせ、シンギュラリティ以降においても現行人類が存続できるかどうかは、残されたわずかな年月の間に、われわれの社会が過剰な競争を抑制して調和を優先する社会へと脱皮できるかどうかにかかっています。


Tower of Bavel

Pieter Bruegel's Tower of Babel (1563)  




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