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ダブルHOM干渉再考 (5)

ダブルHOM干渉を用いたタイムコミュニケータにおいて、アイドラー光子の波長帯とシグナル光子の波長帯とは、同一である必要はありません。そこで、アイドラー光子の波長帯は、長距離伝送に適した1550nm帯を選択し、シグナル光子の波長帯は、安価で高感度な光子検出器が利用できる810nm帯を選択するのが合理的です。すると、ポンプレーザ光の波長は、1/{(1/1550)+(1/810)}という計算によって、532nmに定まります。この λp:532nm, λi:1550nm, λs:810nm という波長の規格は、幸運にも、量子暗号通信の分野で精力的に研究開発が進められている規格でもあります。たとえば、下図は

Quantum Communications and Quantum Imaging III, SPIE Vol. 5893, 589315 (2005)

からの引用です。


1550_810

上の図の実験では、ポンプ光源としてパルスレーザ光源ではなくCW(連続発振)レーザ光源を使用しています。CWレーザ光でもEPRペアの放出が十分な頻度で起こるなら、むしろ、パルスを同期させなくて済む分、CWレーザ光の方が有利だといえます。そこで、非線形光学結晶PPLNのパラメトリック下方変換の効率が十分に高いと仮定すれば、ほぼ上図と同様の装置によってダブルHOM干渉計を構成することができます。


次回は、ダブルHOM干渉計の簡略化について考えたいと思います。

(つづく)



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