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意識 Awareness (2)

「いまここの私」は、過去の歴史と未来の可能性に挟まれて存在しています。では、個体自身はその状況をどのように検証しているのでしょうか。ここでは、その検証は、個体が周囲を観測して取得した観測データを自らの歴史(個体史)に落とし込むことだとしましょう。個体が観測データを個体史に落とし込むということは、観測データに個体固有の意味を与えるということです。例えば、波長650nmの赤色光を観測した場合を考えてみます。赤色光の感覚刺激は、母性や危険の象徴としての「血」,熱や活力の象徴としての「炎」, 圧迫や拒絶の象徴としての「毛様体筋緊張」などと同時出現率の高い感覚刺激です。 そこで、「血」,「炎」,「毛様体筋緊張」・・・・といった象徴群の各象徴に関する個体固有の 同時出現率のスケール軸で多次元象徴空間を張った場合、赤色光の感覚刺激はユニークな 座標へと落とし込まれます。つまり、赤色光という観測データは、多次元象徴空間へと落とし込まれることにより、個体固有の意味を付与されます。


個体は、生存に関わる多くの象徴(特定の生存条件に対して特異的に高い同時出現率を持った具体物や具体的状態)のリストを蓄積していると思われます。そこで、それらの象徴に対応する多次元象徴空間を張ったとき、そこに落とし込まれる感覚刺激はユニークな座標値をとるでしょう。このことから、多次元象徴空間の座標はクオリアに対応しているということができます。そして、一般に、個体には同時に多くの感覚刺激が落とし込まれていきますので、その多次元象徴空間の座標群(クオリア群)が、全体として個体の気分に対応する集合的なクオリアを構成することになります。このようにして、「楽しい感じ」や「可笑しい感じ」や「悲しい感じ」といった集合的なクオリアが構成されます。そして、それらは、多次元象徴空間上で相似パターンをもつ他の集合的なクオリア、すなわち、「長調の感じ」や「くすぐったい感じ」や「短調の感じ」といった集合的なクオリアと共鳴し合う事になります。


多次元象徴空間全体は、物理空間ではないので、時空上の一点に「押し込める(代表させる)」ことができます。そして、多次元象徴空間は全体として非決定論的に時間発展しています。そこで、このように多次元象徴空間が非決定論的に時間発展している状態こそが「いまここの私」を検証する当の私自身(個体)の作業状態だといえます。ゆえに、意識は次のように再定義できます。


個体固有の多次元象徴空間が、非決定論的に時間発展している状態


「意識 Awareness」完


YouTube/ Reconstruction from brain activity

GIZMODEに脳内の動画情報を抽出再生するシステムの記事があります。)



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