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自由意志の物理的定義 (2)

「自由」に続いて、「意志」の物理的定義を試みましょう。前回と同様に、百科事典マイペディアから引用します。すなわち、意志とは


一般に,自発的・選択的な行動を引き起こしたり持続させたりする心的能力。


個体が自発的・選択的な行動を開始したり持続したりできるのは、個体が非決定論的に時間発展する選択アルゴリズムをもっているからだと考えられます。なぜなら、決定論なアルゴリズムに基づく選択は、原理的に予測可能であり、それゆえ自発的(創発的)な選択だとはいえないからです。そして、「自由」と同様に「意志」についても、その非決定性を保証しているのは量子力学的確率事象です。そこで、意志は物理的につぎのように定義できます。


主体(実存)のユニークな個体史において、非決定論的かつ非因果的な量子力学確率事象により培われていく選択機能。


すると、自由意志とは


主体(実存)が、非決定論的かつ非因果的な量子力学的確率事象により獲得した行動の選択肢を選択する選択機能であって、その主体のユニークな個体史において、非決定論的かつ非因果的な量子力学確率事象により培われた選択機能。


というように物理的に定義できます。もし、この定義が正しいなら、Machine Free Will は意外と簡単に実現できるようにもみえます。しかし、主体(実存)を主体たらしめる心は、自由意志以外にも意識や社会性をその構成要件としていると考えられるので、自由意志だけを切り離して Machine Free Will 考えるわけにはいかないような気もします。実際、無意識下における自由意志というのはナンセンスのように思われます。意識の問題については、また別の機会にゆっくりと考えみたいと思います。

「自由意志の物理的定義」完


bunshin

ルネ・マグリット「秘密の分身」1927年  



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