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「私」と「他者」と「物理世界」 (7)

street

de Chirico, Melancholy and Mystery of a Street


次に、光子が第1の偏光板P1hを透過する時空点を「電子のスピンの記録事象Rを頂点とする未来光円錐(以下、記録光円錐という)」の外側に設定した場合について考察する。
その場合、第1の偏光板P1h出力時点から「電子のスピンの記録事象Rを頂点とする記録光円錐面RLC surface」までの光子の偏光状態は、±45記録基底混合状態とHV記録基底混合状態とからなる複合的な記録基底混合状態になる。


《P1h〜RLC surface》
±45記録基底混合状態の確率 = 50%
(∴|+45>の確率 = 25%, |-45>の確率 = 25%)
HV記録基底混合状態の確率 = 50%
(∴|H>の確率 = 50%, |V>の確率 = 0%)

fig7

図7では、光子はスピンダウンの記録事象R_downを頂点とする記録光円錐に進入する。すると、光子の状態は記録光円錐面RLC surfaceを境界面として±45記録基底混合状態へと様相遷移する。


《RLC surface〜P2d》
|+45>の確率 = 50%
|-45>の確率 = 50%


結局、第2の偏光板P2dを光子が透過する確率は50%であり、図5の場合と変わらない。

fig8

一方、図8では、光子はスピンアップの記録事象R_upを頂点とする記録光円錐に進入する。すると、光子の状態は記録光円錐面RLC surfaceを境界面としてHV記録基底混合状態へと様相遷移する。


《RLC surface〜P2v》
|H>の確率 = 75%
|V>の確率 = 25%


これは、次の2点において全く驚くべき事態である。
1.「透過軸が互いに直交する2枚の偏光板は、光を完全に遮断する」という光学の常識が覆される。
2.スピン記録事象Rの時空点を図5,図6の位置に設定するか図7,図8の位置に設定するかによって、信号0か信号1かを送信し、第2の偏光板P2vの出力ポートにおいて光子を検出しないか検出するかによって、信号0か信号1かを確率的に受信する通信が可能になる。ゆえに、「通信は力学的相互作用を媒介として行われる」という物理学の常識が覆される。

(つづく)


お願い

以上の記事は、哲学系掲示板「論客コミュニティー」に投稿したものです。投稿先への礼儀と応答の重複を避ける観点から、この記事へのコメントは、「論客コミュニティー/哲学/「私」と「他者」と「物理世界」」の方にお寄せ願います。


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