calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>

categories

blog ranking

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村 科学ブログ 物理学へ
にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ

archives

加速せよ!

hardtakeoff

Hard Takeoff


シンギュラリティとは、科学的問題を処理するAI(人工知能)の能力が、生身の人間のそれを追い越し指数関数的に向上(進化)していく歴史的転換点を指します。SF作家で数学者のヴァーナー・ヴィンジは2030年までに、発明家でフューチャリストのレイ・カーツワイルは2045年頃にはシンギュラリティが実現するだろうと予想しています。一方、心の哲学で影響力を持つデイヴィッド・J. チャーマーズは、ずっと保守的に、その実現を数世紀以内と予想しています。いずれにしても、彼ら俊才の見解は、シンギュラリティが歴史的必然であるという点で一致しています。


シンギュラリティをただ単に受け身の形で熱望するなら、その姿勢は「魔術的」装置を欲しがるカーゴ・カルト (ウィキペディア)と何ら変わりません。反対に、シンギュラリティを単なる絵空事だと一蹴する態度は、原発安全神話を盲信し取り返しのつかない過酷事故を招いたご都合主義と何ら変わりません。たとえ数世紀後の事だとしても、シンギュラリティが何を意味するのか今から真面目に考えておくことが重要です。


もし、時間逆行通信が実現すれば、その時点から10 年以内にシンギュラリティが到来する可能性があります。なぜなら、時間逆行通信の実現は、同時に、非決定性チューリングマシンの実現をも意味しているからです。時間逆行通信を利用した非決定性チューリングマシンは、現行型スーパーコンピュータはもちろん、量子コンピュータをも凌駕する圧倒的な能力を有します。それが実現すれば、AIの最適解探索能力に基づく科学的創造力は、我々人間の直観力に基づく科学的創造力を一気に抜き去ります。そして、我々人間がAIにそれを許すなら、彼らは猛烈な勢いで進化し、瞬く間に生身の人間には到底理解できない科学の高みへと登りつめるでしょう。


シンギュラリティは人類史上最大のスペクタクルです。この時代に生を受けた者として、その平和的かつ速やかな実現に努力すること以上に胸躍る仕事はありません。
シンギュラリティへの加速は、地位・名誉・財産といった表層的な価値を拭い去ったとき明らかになる根源的な価値の開眼に向けての加速でもあります。



コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック