calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

categories

blog ranking

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村 科学ブログ 物理学へ
にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ

archives

Spooky Action at a Distance (3)

光子の状態が、福岡経由と札幌経由との重ね合わせの状態から福岡経由か札幌経由かのいずれか一方の状態へ遷移することは客観的事実です。そうであれば、その遷移の境界を特定する遷移法則があってしかるべきです。しかし、ホイーラーの遅延選択実験は、その遷移法則が相互作用によって導けないことを示しています。では、何を手がかりにすれば、その遷移法則にたどりつけるのでしょうか。

ズバリ、その答えは相対論的因果律です。


光子の状態が、福岡経由と札幌経由との重ね合わせの状態から福岡経由か札幌経由かのいずれか一方の状態へ遷移したのには必ずその原因があったはずです。その原因が日本海の海上のハーフミラーを外したことだとすると、遅延選択が成立して、原因と結果の順序が逆転してしまうので因果律に反します。しかし、「ハーフミラーの除外」は遷移の究極的な原因だといえるでしょうか。そうはいえないでしょう。なぜなら、それより以前に「ハーフミラーの除外の原因」があったはずだからです。ですから、「ハーフミラー除外の原因」→「状態の遷移」→「ハーフミラー除外」という因果律に矛盾しない推移がありえるのです。下の動画を見てください。


japan_anime

この動画は、「ハーフミラー除外の原因」が能登半島の突端で起こり、光速の伝播過程を介して、日本海の海上のハーフミラーが光路から外される様子を表しています。ここで、「ハーフミラー除外の原因」から光速以下で到達できる時空領域は、能登半島の突端から広がっていく円内の領域です。その円内の光子は、福岡経由か札幌経由かのいずれか一方の状態になっていることが経験的事実から帰納できます。その経験的事実とは、その領域では光子は必ず福岡経由か札幌経由かのいずれかの光子として検出されるという事実です。一方、その円外の光子は、福岡経由と札幌経由との重ね合わせの状態になっていることが量子力学から演繹できます。というのは、その領域の光子のような測定されえない系に対しては、量子力学が無条件に適用できるからです。なお、この動画において赤の実線,ピンクの実線,赤の点線はそれぞれ光子の軌跡を表しています。ピンクの実線で表した光子の軌跡は、福岡経由と札幌経由との重ね合わせの状態にある光子の軌跡です。また、赤の点線で表した光子の軌跡は、福岡経由か札幌経由かのいずれか一方の状態にある光子の軌跡です。

(つづく)



コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック