calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

categories

blog ranking

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村 科学ブログ 物理学へ
にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ

archives

アンドロイドはお掃除ロボットの夢をみるか

roomba

First-generation Roomba   
Larry D. Moore CC BY-SA 3.0.   


おそらく、お掃除ロボットが意識を持っていると感じる人はいないと思います。なぜでしょうか。その理由は、お掃除ロボットが決定論的プログラムにしたがって動いているからではないでしょうか。(たとえ、お掃除ロボットがランダムとみなせる動作をしたとしても、ランダム関数にしたがって動作している限りその動作は決定論的です。)

では、お掃除ロボットがテーブルの脚などに突き当たったときに、右に行くか左に行くかの選択を量子サイコロによって決める場合はどうでしょうか。つまり、お掃除ロボット内で行われた量子サイコロ投げ(量子測定)の出目(測定値)に対応して、右に進む世界か左に進む世界かの(一般には多数の可能世界の中の)いずれか一つの可能世界が現実世界になる場合、果たして「彼」に意識がないと断言できるでしょうか。

ランダム関数に基づいてランダムに動作する決定論的ロボットと、量子測定にもとづいてランダムに動作する非決定論的ロボットとを同一の古典力学的な環境に放ったとき、両者が「偶然」に全く同じ軌跡を描いたとしても、それらの動作の間には本質的な違いがあります。というのは、決定論的ロボットの動作が最初から決定されていた動作であるのに対して、非決定論的なロボットの動作は量子測定の連鎖にもとづくロボット固有の歴史(かくあって別様ではない歴史)の一部としての動作だからです。

私やあなた(やロボット)が「いまここ」の意識を持つという事態と、私やあなた(やロボット)が非決定論的に発展する固有の歴史を持つという事態とは、互いに深く結びついているのではないかと私は直感しています。



コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック